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須山口

須山浅間神社(浅間宮)

須山浅間神社の起源は明確ではないが、社殿に残る棟札によると大永4年(1486)にはその存在が確認できる。須山浅間神社は須山口登山道の起点となっており、神社の鎮座する須山地区は道者を迎える御師の宿坊が集まっていた登山口集落である。登山道は宝永4年(1707)の宝永噴火により、壊滅的な被害を受けた。登山道全体が復興したのは、安永9年(1780)であった。また明治16年(1883)に御殿場口登山道が開削された影響で、須山浅間神社を訪れる道者は次第に減少していった。

地図
今の写真
昔の写真

明治44年(1911 )当時の「須山浅間神社拝殿」の絵葉書である(裾野市立富士山資料館所蔵)。