富士山の山頂へ至る登山ルートは4つ、それぞれ起点となる登山口が異なります。
登山ルートごとに色が統一してあるので、自分が利用するルートの色をしっかりと覚えておきましょう。
そして、登山ルートは自分の体力に合わせて選びましょう。
4つの登山ルート
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富士宮ルート(青色)
富士宮口五合目(標高2,400メートル)を出発し、富士宮市内の富士山南側から山頂を目指すルート。
4ルートのうち、最も標高の高い位置から出発するため、山頂までの距離が短く人気があります。全体的に傾斜が急で、やや岩場が多く、また登下山道が一緒のため、混雑時は譲り合って登山することが必要です。※現在、富士宮口五合目のレストハウスはありません。開山期間中は、仮設の休憩施設とトイレが設置されます。
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御殿場ルート(緑色)
御殿場口新五合目(標高1,440メートル)を出発し、御殿場市の富士山南東側から山頂を目指すルート。
出発点の標高が低く、傾斜が緩やかですが、距離が長いためある程度の経験者(健脚)向きです。また下山は、火山砂利を下る大砂走りがダイナミックです。最も登山者が少なく、静かな登山が楽しめます。 -
須走ルート(赤色)
須走口五合目(標高2,000メートル)を出発し、小山町内の富士山東側から山頂を目指すルート。
標高の高い位置まで樹林帯が広がり、そこを抜けるとどこからでもご来光や影富士が見られます。火山砂利の下山道を一直線に下る「砂走り」が有名です。 -
吉田ルート(黄色)
富士スバルライン五合目(標高*メートル)を出発し、富士山の北側(山梨県側)から山頂を目指すルート。
八合目で須走ルートの登山道と合流します。登山道には山小屋が多いのに比べ、下山道には山小屋がほとんどありませんので、注意が必要です。
須走ルート・吉田ルートの分岐位置
須走ルートと吉田ルートの下山道は、山頂から八合目まで同じ道を利用します。
八合目の分岐を見落とす方が多いので、注意してください。
須走ルートは「下江戸屋」を右に、吉田ルートは「下江戸屋」前の細い道を左に折れます。