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利用者負担制度の使途
1. 富士山保全協力金の使途
富士山保全協力金については、富士山の顕著な普遍的価値を後世へ継承するため、
- 富士山五合目以上の事業
（富士山の環境保全、登山者の安全対策、富士山の顕著な普遍的価値の情報提供） - 富士山保全協力金の実施経費
に使わせていただきます。
具体的な使い道については、毎年、「静岡県富士山保全協力金事業選定委員会」及び静岡県議会による審議の上、決定いたします。
なお、富士山保全協力金は、平成26年3月に設置した静岡県富士山後世継承基金において、適切に管理されております。
令和5年度分の使途
令和5年度に皆様に御協力いただいた富士山保全協力金については、以下の令和5度事業に使わせていただきました。
（単位：千円）
| 区分 | 事業概要 | 金額 | 詳細 |
|---|---|---|---|
| 富士山の環境保全 | 山小屋トイレの改修（雲海荘） | 4,021 | |
| 山小屋トイレの新設（池田館） | 5,192 | ||
| 登山道の巡視(須走ルート五～八合目) | 283 | ||
| 富士山のごみ持ち帰りマナー向上対策 | 3,185 | ||
| 外来種防除マット・ブラシ設置業務 | 2,805 | ||
| 富士山五合目以上植生モニタリング調査 | 990 | ||
| 火山荒原植生復元活動 | 155 | ||
| 小計 | 16,631 | ||
| 登山者の安全対策 | 富士山衛生センター（救護所）の開設期間延長 | 5,336 | |
| 須走口下山道の標識管理 | 822 | ||
| 御殿場口下山道の整備 | 640 | ||
| 御殿場口AEDの設置 | 191 | ||
| ライブカメラによる山頂気象情報の配信、AED設置 | 3,360 | ||
| 下山道の安全対策(須走・吉田口山頂～八合目) | 689 | ||
| 安全誘導員の配置（富士宮）、登山者数実態調査等 | 5,052 | ||
| 小計 | 16,090 | ||
| 実施経費 | 富士山保全協力金の実施経費（協力者証の作成） | 4,850 | |
| 合計 | 37,571 | ||
令和4年度分の使途
令和4年度に皆様に御協力いただいた富士山保全協力金については、以下の令和4度事業に使わせていただきました。
（単位：千円）
| 区分 | 事業概要 | 金額 | 詳細 |
|---|---|---|---|
| 富士山の環境保全 | 山小屋トイレの改修（山口山荘） | 3,194 | |
| 山小屋トイレの新設（半蔵坊） | 9,724 | ||
| 登山道の巡視(須走ルート五～八合目) | 283 | ||
| 富士山のごみ持ち帰りマナー向上対策 | 2,961 | ||
| 外来種防除マット・ブラシ設置業務 | 2,475 | ||
| 富士山五合目以上植生モニタリング調査 | 949 | ||
| 火山荒原植生復元活動 | 152 | ||
| 小計 | 19,738 | ||
| 登山者の安全対策 | 下山道の安全対策（須走・吉田ルート山頂） | 505 | |
| 下山道の標識管理（須走ルート） | 726 | ||
| 御殿場口下山道の整備 | 517 | ||
| ＡＥＤの設置（御殿場口） | 191 | ||
| ライブカメラによる山頂気象情報の配信、AED設置 | 314 | ||
| 小計 | 2,253 | ||
| 実施経費 | 富士山保全協力金の実施経費（協力者証の作成） | 1,835 | |
| 合計 | 23,826 | ||
令和3年度分の使途
令和3年度に皆様に御協力いただいた富士山保全協力金については、以下の令和3年度事業に使わせていただきました。
（単位：千円）
| 区分 | 事業概要 | 金額 | 詳細 | |
|---|---|---|---|---|
| 富士山の環境保全 | 山小屋トイレの改修 | 万年雪山荘 | 6,932 | |
| 雲海荘 | 4,021 | |||
| 八合目江戸屋 | 7,526 | |||
| 登下山道の巡視(須走ルート五～八合目) | 278 | |||
| 小計 | 18,757 | |||
| 登山者の安全対策 | 須走口下山道の標識管理 | 712 | ||
| 御殿場口下山道の整備 | 507 | |||
| 御殿場口カウンターの購入 | 431 | |||
| ライブカメラによる山頂気象情報の配信、AED設置 | 235 | |||
| 小計 | 1,885 | |||
| 実施経費 | 富士山保全協力金の実施経費(缶バッチの作成) | 1,749 | ||
| 合計 | 22,391 | |||
令和元年度分の使途
令和元年度に皆様に御協力いただいた富士山保全協力金については、次の令和元年度事業に使わせていただきました。
（単位：千円）
| 区分 | 事業概要 | 金額 | 詳細 | |
|---|---|---|---|---|
| 富士山の環境保全 | 山小屋トイレの改修 | 池田館 | 1,848 | |
| 瀬戸館 | 5,368 | |||
| 御殿場市 | 4,000 | |||
| 富士山のごみ持ち帰りマナー向上対策 | 4,359 | |||
| 登山道の巡視(須走ルート五～八合目) | 228 | |||
| 小計 | 15,803 | |||
| 登山者の安全対策 | 富士山衛生センター(救護所)の開設期間延長 | 3,627 | ||
| 富士山須走口登山道頂上付近石積み崩落修繕事業 | 10,000 | |||
| 下山道の標識保管料(須走ルート) | 88 | |||
| 下山道の安全対策(須走・吉田ルート山頂～八合目) | 581 | |||
| 安全誘導員の配置(富士宮ルート山頂付近) | 19,558 | |||
| 安全誘導員の配置(須走・吉田ルート山頂～八合目) | 2,316 | |||
| 登山者数調査 | 2,537 | |||
| 小計 | 38,707 | |||
| 実施経費 | 富士山保全協力金の実施経費(協力者証の作成) | 3,001 | ||
| 合計 | 57,511 | |||
平成30年度分の使途
平成30年度に皆様に御協力いただいた富士山保全協力金については、次の平成30年度事業に使わせていただきました。
（単位：千円）
| 区分 | 事業概要 | 金額 | 詳細 | |
|---|---|---|---|---|
| 富士山の環境保全 | 山小屋トイレの改修 | 万年雪山荘 | 6,449 | |
| 見晴館 | 1,004 | |||
| 吉野屋 | 1,854 | |||
| 富士山のごみ持ち帰りマナー向上対策 | 3,918 | |||
| 外来植物侵入防止対策 | 2,521 | |||
| 登山道の巡視(須走ルート五～八合目) | 2,676 | |||
| 登山者カウンターの購入 | 777 | |||
| 小計 | 19,199 | |||
| 登山者の安全対策 | 富士山衛生センター(救護所)の開設期間延長 | 4,475 | ||
| 土留壁の土砂除去（富士宮ルート八合目) | 1,831 | |||
| 緊急連絡用簡易無線機の購入（須走ルート) | 772 | |||
| 下山道の標柱更新(御殿場ルート) | 2,727 | |||
| 安全誘導員の配置(富士宮ルート山頂付近) | 19,085 | |||
| 安全誘導員の配置(須走・吉田ルート山頂～八合目) | 2,065 | |||
| 下山道の安全対策(須走・吉田ルート山頂～八合目) | 449 | |||
| 登山者実態調査 | 2,523 | |||
| 小計 | 33,927 | |||
| 実施経費 | 富士山保全協力金の実施経費(協力者証の作成) | 3,426 | ||
| 合計 | 56,552 | |||
平成29年度分の使途
平成29年度に皆様に御協力いただいた富士山保全協力金については、次の平成29年度事業に使わせていただきました。
（単位：千円）
| 区分 | 事業概要 | 金額 | 詳細 | |
|---|---|---|---|---|
| 富士山の環境保全 | 山小屋トイレの改修 | 雲海荘 | 4,916 | |
| 池田館 | 9,028 | |||
| 東富士山荘 | 1,843 | |||
| 登山道の巡視(須走ルート五～八合目) | 2,382 | |||
| 小計 | 18,169 | |||
| 登山者の安全対策 | 富士山衛生センター(救護所)の開設期間延長、山岳医による安全登山講演会の開催 | 4,254 | ||
| 担架・おんぶ紐（ひも）の配備 | 561 | |||
| 安全誘導員の配置(富士宮ルート山頂付近) | 12,510 | |||
| 下山道の安全対策(須走・吉田ルート山頂～八合目) | 315 | |||
| 登山者動向調査 | 10,538 | |||
| 登山者実態調査 | 5,600 | |||
| 富士山の火山防災対策 | 100 | |||
| 小計 | 33,878 | |||
| 合計 | 52,047 | |||
平成28年度分の使途
平成28年度に皆様にご協力いただいた富士山保全協力金については、平成28年度に次の事業を実施するために使わせていただきました。
（単位：千円）
| 区分 | 事業概要 | 金額 |
|---|---|---|
| 富士山の環境保全 | 山小屋トイレ新技術の調査・検討、富士山植生の地理的分布調査、外来植物侵入防止対策、環境配慮型トイレの改修、登山道の巡視 | 18,900 |
| 登山者の安全対策 | 富士山衛生センター(救護所)の開設期間の延長、安全誘導員の配置、下山道の安全管理、下山道標識の改修、登山者動向調査、登山者数実測調査 | 30,659 |
| 計 | 49,559 | |
平成26年度・27年度分の使途
平成26年度及び平成27年度に皆様にご協力いただいた富士山保全協力金については、平成27年度に次の事業を実施するために使わせていただきました。
（単位：千円）
| 区分 | 事業概要 | 金額 |
|---|---|---|
| 富士山の環境保全 | 山小屋トイレの改修、山小屋トイレ新技術の調査・検討、屋外排泄物禁止看板の設置、環境保全マナー啓発、登山道紹介映像の制作 | 41,570 |
| 登山者の安全対策 | 山小屋へのヘルメット・防塵マスク・ゴーグル等の配備、富士山衛生センター（救護所）の開設期間の延長、下山道の安全管理、登山者動向調査、登山者数実測調査 | 30,948 |
| 実施経費 | 富士山保全協力金の受付業務の実施経費（5合目での情報提供を含む） | 12,000 |
| 計 | 84,518 | |
平成25年度分の使途
平成25年度に社会実験として皆様からご協力いただいた富士山保全協力金1,497万5千円を、平成26年度に次の事業を実施するために使わせていただきました。
（単位：千円）
| 区分 | 事業概要 | 金額 |
|---|---|---|
| 富士山の環境保全 | 山小屋トイレ新技術の調査・検討、富士山の植生調査、登山道の浸食調査 | 5,200 |
| 登山者の安全対策 | 登山者動向調査、登山者数実測調査 | 8,700 |
| 富士山の顕著な
普遍的価値の情報提供 |
静岡県公式ホームページ「世界遺産富士山とことんガイド」の開設 | 1,000 |
| 計 | 14,900 | |
富士山保全協力金にご協力いただきありがとうございます。
今後とも、富士山の保全のために、ご支援、ご協力いただきますようお願いします。
2. 富士山寄附金の使途
富士山の顕著な普遍的価値の後世への継承のために、民間企業や個人の方から多大な寄付をいただいております。
静岡県では、富士山の保全のための取組をさらに推進するため、平成26年3月に富士山後世継承基金を設置し、適切に管理しております。
令和元年度分の使途
（単位：千円）
| 区分 | 事業概要 | 金額 |
|---|---|---|
| 富士山の環境保全 | 富士山麓の不法投棄廃棄物の撤去活動を実施する団体等の支援 等 | 2,380 |
| 登山者の安全対策 | 安全登山ガイダンスの開催、路線バス内での啓発 等 | 5,372 |
| 構成資産関係 | 富士山に関する小学生向けの教材の利活用を通じた、富士山の文化的価値の発信 | 1,320 |
| 計 | 9,072 | |
平成30年度分の使途
（単位：千円）
| 区分 | 事業概要 | 金額 |
|---|---|---|
| 富士山の環境保全 | 富士山麓の不法投棄廃棄物の撤去活動を実施する団体等の支援 等 | 1,055 |
| 登山者の安全対策 | ヘルメットの持参啓発、安全登山ガイダンスの開催 等 | 8,099 |
| 構成資産関係 | 構成資産のアクセス道周辺の森林の修景伐を行う森林整備者等への支援 | 1,597 |
| 計 | 10,751 | |
平成29年度分の使途
（単位：千円）
| 区分 | 事業概要 | 金額 |
|---|---|---|
| 富士山の環境保全 | 富士山麓の不法投棄廃棄物の撤去活動を実施する団体等の支援 等 | 807 |
| 登山者の安全対策 | 安全誘導員の配置、登山者動向調査 等 | 10,379 |
| 構成資産関係 | 構成資産のアクセス道周辺の森林の修景伐を行う森林整備者等への支援 等 | 1,600 |
| 計 | 12,786 | |
平成28年度分の使途
（単位：千円）
| 区分 | 事業概要 | 金額 |
|---|---|---|
| 富士山の環境保全 | 富士山麓不法投棄防止パトロール 等 | 3,342 |
| 登山者の安全対策 | 登山者動向調査、登山者数実測調査 等 | 15,321 |
| 構成資産関係 | 構成資産のアクセス道周辺の森林の修景伐を行う森林整備者等への支援 | 1,000 |
| 計 | 19,663 | |
平成26年度・27年度分の使途
（単位：千円）
| 区分 | 事業概要 | 金額 |
|---|---|---|
| 富士山の環境保全 | 富士地域におけるニホンジカの管理捕獲及びモニタリング調査、山麓周辺道路沿い等の清掃活動、富士山麓の産業廃棄物の撤去活動を実施する団体等の支援 等 | 6,805 |
| 登山者の安全対策 | 登山者動向調査、登山者数実測調査、下山道の安全管理 等 | 13,216 |
| 構成資産関係 | 富士山世界遺産センター（仮称）の開館に向けた準備 等 | 3,000 |
| 計 | 23,021 | |
平成25年度分の使途
（単位：千円）
| 区分 | 事業概要 | 金額 |
|---|---|---|
| 富士山の環境保全 | 山小屋調査、マイカー規制時(須走口)観光バス動向調査、登・下山道調査 | 3,000 |
| 登山者の安全対策 | ガイドラインリーフレット(ポルトガル語)の作成、安全登山情報の提供、トラブル対応ガイドブックの作成 | 4,269 |
| 構成資産関係 | 構成資産のアクセス道周辺の森林の修景伐を行う森林整備者等への支援 | 3,710 |
| 計 | 10,979 | |
また、富士山の環境保全のために、これまでに車両を3台（計1,141万円相当）寄附していただきました。富士山の環境保全のためのマナー啓発活動等に使用させていただいております。
車両寄付贈呈式
静岡県知事 川勝知事（左）、マックスバリュ東海株式会社 神尾代表取締役社長（右）
寄付金贈呈式
富士山寄附金にご協力いただきありがとうございます。
今後とも、富士山の保全のために、ご支援、ご協力いただきますようお願いします。